「社会情勢に対するツイートと石の写真を分けて欲しい」というご意見「政治に関する話題は避けて欲しい」というご意見を時々いただきます。「あなたの政治的な姿勢に賛成していると思われたくないから」「それでジュエリーを嫌いになりたくないから」「きれいなものだけ見ていたいから」理由はだいたいそんな感じのものが多いです。
いろいろ来ます。いろいろ来ますがわたしの回答としましては『でしたらお選び頂かなくて大丈夫です』ということだけです。きれいな写真だけ見せてくれるブランドさんはたくさんあります。ジュエリーもとてもかわいいですよ、おすすめです。
でもわたしはきれいで聞こえのよいものだけをお届けするのでは『自分らしくいること』は守れないと考えています。そしてお客様にはジュエリーを選ぶ自由がございます。どうぞその権利をご使用ください。わたしがやっているのはジュエリーブランドですが、また「選挙に行こう」と言いますので。
デザインとはなんとなく美しいものをつくるのではないと思っています。あした、どんな世界でどんな状況でどんな場所で、あなたにそれを身に着けていてほしいか、笑って話して喜んでいてほしいか考えることです。なぜジュエリー作家が世界について話したらいけないのでしょう?
わたしにお客様にわたしにおもねってほしいのではありません。一緒に考えてほしいだけです。世界について。その時にわたしのつくるものを傍において貰えるのであればとても嬉しい。でもただそれだけです。シンプルなデザインとは何もないことではない。意志をもって一本のラインを選びとる勇気です。
(2019年1月7日のTwitterより)
※引用を削除。文字制限によるわかりづらかったところ誤字を修正しています。
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